本記事ではオアシス(Oasis)の解散理由ついての考察と、再結成するのか?などについて考察していく。
オアシスの舵を握るのはギャラガー兄弟
まず前提としてオアシス活動期の全てにおいて主体となっていたのは兄ノエル・ギャラガーと弟リアム・ギャラガーからなるキャラガー兄弟だ。
これは過去インタビューでの発言、繰り返されてきたベーシスト、ドラマーの交代、作詞作曲の殆どが兄ノエルでシンガーが弟リアムであることなど様々な面から見て間違い無いだろう。(ギャラガー兄弟を除くと長年ギタリストを務めたボーンヘッドの発言権はあった気はするが)
よってオアシス再結成の最低条件はノエルとリアムの意志の一致なのである。
オアシスの解散理由
オアシスは2009年のある日、ステージに立つ直前にバックステージで喧嘩があり、それが最終的な原因となってノエル・ギャラガー脱退とともに解散となった。
ギャラガー兄弟はオアシスの活動中も度々、喧嘩することはあった様でその積み重ねの結果、ある日、弟リアムが兄ノエルのギターを破壊した事を機に、うんざりしたノエルが脱退したそうだ。
若かりし頃のギャラガー兄弟は弟リアムが交戦的な喧嘩っ早い性格に対して兄ノエルは感情的に行動することは少ないものの静かに怒りを爆発させるような性格と言えるだろう。
そんな合わない性格の兄弟関係の中、兄ノエルが我慢の限界を迎えることでオアシスは解散した。
オアシス解散直後のギャラガー兄弟
オアシスの解散直後、ギャラガー兄弟はそれぞれ音楽活動を続けた。
リアム・ギャラガー
まず弟リアム・ギャラガーはノエルが抜けた後のオアシスメンバーを率いる形でバンド、ビーディ・アイ (Beady Eye)を始める。
しかし、作詞作曲のメインであったノエルが不在となったせいか、バンドとして以前ほどの成果を残すことは出来ず2枚のアルバムリリースの末、2014年には解散してしまう。
そこからリアムはミュージシャンとして暫く表舞台から姿を消すこととなる。
ノエル・ギャラガー
ノエル・ギャラガーはオアシス解散直後から自身がフロントマンの音楽グループ、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ (Noel Gallagher’s High Flying Birds)を結成しており、現在までロックシーンで活躍している。
自身がトリガーとなってオアシスを解散させたノエルには、培った作詞作家の能力があり、一人でも十分、音楽活動ができる、むしろ、誰にも邪魔されず好きな事が出来る。という心境があったのではないかと想像する。
つまり、解散直前頃のオアシスというのはノエルにとってはデメリットしか無く、それが無くなれば自由な音楽活動が出来る!といった心情があったと考察する。
その証拠に数年おきにアルバムをリリースし続け、その度に新しい音楽的アプローチに挑戦したりなど、とにかくノエルがかつてのオアシスの音楽性に縛られない自由な表現をしているように見えるのだ。
オアシス再結成に対するリアムの意志
オアシス再結成に対してリアムは意欲的なようだ。
これは彼自身のSNSでの発言やNMEなど各種メディアでの発言から明らかである。
「オアシスがもう一度戻ったらいいと思っているけどね。でも、今週ではないよ」
https://nme-jp.com/news/115884/
またリアム・ギャラガーは昨今、ソロでの活動を再開している。
2017年にはアルバム『As You Were』をリリースし、そこからロックスターとして再スタートを切った。
オアシス時代は自身がほぼ関わらなかった作曲や作詞を始めたようだ。
その活動に前向きながらも、だからこそ以前の「オアシスをもう一度やりたい気持ち」が高まっているのではないだろうか。
自身で作詞作曲を行ったことで改めてノエルのミュージシャンとして才能を認識し、彼とバンドをやりたいと考えてもおかしくない。
これらのような心境が予想できる。
その一方でのノエルの現在から心境を考察してみる。
オアシス再結成に対するノエルの心境
ノエルギャラガーはオアシス再結成に対して無言を突き通している。
そのため真意は不明というのが事実だ。
しかし、先に述べたようにノエルにとってオアシスを再結成する事に旨味が無い様に思えるのだ。
そのためオアシス再結成に対するノエルの心情は「興味が無い」だと考察する。
結論:オアシスは再結成するのか?
上記で述べたように、オアシスを再結成したいリアムと再結成に興味が無さそうなノエルの意志の不一致によりオアシスは再結成しないと予想する。
だが個人的な期待としてはこの考察が外れる事を祈っている。
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