バンド紹介-Sundara Karma

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インディーロックの地味な新星

特別気を衒ったような楽曲は無いし、クセになるリフの曲がある訳でもない。

どこにでも居そうなアマチュアバンドみたいとも言えるのかもしれない。

私が好きで良く読むBELONG-MEDIAでも「特徴が無い」と評されていた。

しかし私はこのバンドが大好きなのである。初めてライブを見たのは数年前のサマーソニックだった。

私自身よりも若いにも関わらずロックスターとしての振る舞いに圧倒されたのを覚えている。

ライブ後に会場にあったHMVですぐ”Youth is Only Ever Fun in Retrospect”というアルバムのCDを買った。

最近では音楽メディアに取り上げられる事もほとんど無く、楽曲のリリースもあまり盛んではないので少し不安だ。

このまま解散とかにならないで欲しいな。

確かに他のバンドと比べる華は無いのかもしれない、「スケールをなぞるだけのギターソロ」だったり特に技術的に凝った事もせず、ボーカルの歌もそんなに上手くなかったかもしれない。

それでも同世代の若者がステージで輝いている姿に憧れたし、よく言えば「凄過ぎないから自分の身直に感じた」というのもあったのかもしれない。

要はバンドなんてものは「演奏が下手過ぎなかったら」なんでもカッコいいのかもしれない。

ストレートなインディーロックとして”Sundara Karma”は十分楽しめますよ!

Sundara Karmaのオススメ曲

楽曲を紹介する前に今回紹介する曲が全て収録されているアルバムは上記でも紹介した”Youth is Only Ever Fun in Retrospect”というアルバムだ。

疾走感に溢れた作品なのでサラッと聴ける。

個人的に「若さの初期衝動」のような感情を掻き立てられる美しいアルバムなので是非、聞いて欲しい。

特に一曲目の”A Young Understanding”から”Loveblood”へのメドレーの様な曲の繋がり方がお気に入りだ。

A Young Understanding

先ほども紹介したアルバム一曲目のこの曲。

アルバムの開始の狼煙の様なパワフルな曲だが、サビのところではチル感も持ち合わせた優れたインディーロックの曲である。

またMVも面白いので見て欲しい。

メンバーが路上で撮影していたら、謎の男が乱入してきてカメラを奪われるというストーリーだ。

Explore 

こちらはサイケデリックを現代的なインディーロックに取り込んだ様なナンバーだ。

だからサイケであっても現代人に耳馴染みが良いかもしれない。

ドラムのリズムが疾走感をキープしてくれてるので聴きやすいかと思う。

そして後半のブラスによる展開は曲の世界観を拡張してくれる。

前半で「芸が無い」みたいな事言ったがやっぱりそんな事ないかもしれない笑

She Said

「女の子を誘う」爽やかさ全開の楽曲。

涼しい海風に煽られているようなこの聴き心地は現代版サーフロックとでも言おうか。

この甘酸っぱさというか若々しさは彼らにしか鳴らせないだろう。

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