iOS(iPhone)ユーザーでSpotifyで音楽を聴いている人向けに新しい音楽体験を届けるアプリをリリースした。
その名も『Album Gacha』と言います。本当は『Spotify Gacha』という名前にしたかったけど商標権上ダメだった。
『Album Gacha』製作者の思い
レコードで音楽を聴いていた時代からCDに移り変わり、今ではサブスク契約でこの世に存在する曲の大抵はスマホ一つで聴ける時代となった。
現代ではどの国の音楽を何曲でも聴き放題であるから音楽の飽食時代と言えるだろう。
しかしそんな音楽飽食の時代にも関わらず、暴飲暴食をせずに偏食ばかりしてるのではないだろうか?
私が言いたいのは「もっと暴飲暴食しようぜ!」という事だ。
偏食というのは私も含めた一般的な人の音楽の聴き方を指す。
皆好きな音楽ジャンルがあってその中で好きな曲を繰り返し聴く。
そのジャンルの幅が広いか、複数あるかどうかという個人差しか無いと思う。
そしてSpotifyやApple Musicはユーザーの好みにハマるようなオススメ曲をユーザーに与え、音楽体験を向上させてくれる。これは素晴らしく、画期的な体験だ。
だが私が製作した『Album Gacha』というアプリはそこに反する性質を持っている。
いわゆるサブスクサービスが提供してくれるオススメというのは、食べ物で例えると肉好きに対して「食べたことのないラム肉もいかがですか?」と薦める行為である。
だが、そんな肉好きに対してドリアンや昆虫食を提供するのが『Album Gacha』というアプリである。
これによってユーザーは聴く縁が無かった未知の曲に出会うことができるのだ。
これがこのアプリの大きな価値だと思っている。
アルバムという形態へのこだわり
『Album Gacha』は音楽をアルバム単位で提供する。ここも製作者のこだわりである。
現代のサブスクというリスニング形式により、アルバムを通して音楽を聴く事が減っていると言われている。
その原因は物理的なフォーマットで聴いていた時代に比べて、曲のスキップやランダム再生、プレイリスト作成が容易になったからと考えられる。
だが音楽をアルバム単位で聴くことでしか得られない体験もあると思う。
ミュージシャンがアルバムを作る際は、収録する曲同士の一貫した世界観やストーリー、そして曲順などに絶対に何かしらの意図があるはずなのだ。
その音楽体験に繋がるキッカケになればと、このアプリはアルバム単位で音楽を扱うことを決めた。
ガチャ・システムというゲーム性
未知の音楽に出会う過程にランダム性を持たせたいと思った。
そこでガチャ・システムを導入した。
ユーザーは自身がボタンをタップするというアクションを通じて、これから聴くアルバムが選曲されるため、
その出会いに何かしらの価値を感じて大切に聴いてくれるような気がする。
だが、もちろんこのガチャは何度引き直しても良い。
アプリ・ゲームの課金ガチャで「ハズレが出たから引き直したい」とか「贅沢に何回も引きたい」と思った事は誰でもあると思う。
『Album Gacha』はそんな夢を叶えてくれるアプリでもある。
引いたアルバムのジャケを見て気に入らなければ何度引き直したって構わない。
そこも含めて初めて出会う音楽との縁ではないだろうか。
だから何回もガチャを引いてほしい。
今後の展望とアップデート
この記事を読んで、実際にアプリ使用してくれている方々には、使ってみた感想をApp Storeに口コミとして書いて頂きたい。
それを踏まえて今後の追加機能の実装などを検討していく。
このアプリが出来た理由は”現代における新たな音楽体験”であるから、今後もどんどん新しいアイディアを反映させていくつもりだ。
また、排出されるアルバムの数は今後もアップデートと共にどんどん追加していくつもりだ。
ユーザーが何回ガチャを引いても新しいアルバムに出会えるように維持していくつもりだ。
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