ストーリー性のある洋楽ミュージックビデオの世界①

Daft Punk Around The WorldLevel:⭐️
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ミュージックビデオの世界を通して新しい曲と出会う

新しい音楽を聴き始める際のキッカケとして映像のビジュアルから入るのはどうでしょうか?

特に普段、洋楽を聴かない人でも興味を持ってもらえるようにストーリーがおもしろいミュージックビデオを選びランキングにしてみました。

3位 Jamiroquai:Virtual Insanity

リードシンガーであるJK本人が床を滑りながら踊る姿はとても不思議で目が離せなくなります。

ところが、よく見てるとJK以外にもソファが勝手に動き出したりします。

そこで感づくのが”床が動いてる”ですが、実際は周りを囲う壁と天井が動くことで地面が滑るように動いていると錯覚させているそうです。

さらに時折、現れるカラスやゴキブリにより、現実世界でありそうであり得ないシチュエーションが作り出されています。

まさにVirtual Insanity(バーチャルの狂気)といった世界観がおもしろいです。

2021/09/10に最新技術を駆使した4K版のMVが公開されました!

特に以前までのビデオに見慣れていた人ほど驚くと思います。

踊っているボーカル”JK”の表情までくっきり見えて「こんな表情で歌っていたんだ」と感動しました。

2位 Daft Punk:Around The World

ロボットとシンクロ選手とミイラとガイコツと宇宙人?がそれぞれが規則的な動きのダンスをしています。

最終的にはカメラのズームが広がっていき、最終的には部屋(ブラウン管テレビの中のようにも見える)のような空間での出来事だと分かります。

このMVはシンプルに映像が面白いです。

少し不気味なキャラクターが不思議な動きで踊り続けるが全体のカメラアングルで見ると調和が取れているというのがクセになります。

Around The World(世界中)というタイトル通り、地球にはいろんな人間、生物が共存していて、更に高次元の存在から見れば意外と狭い世界なのかもしれない。

私はそんな解釈をしています。

ダフトパンクの曲は歌詞がほとんど無いものが多い為、MVが曲の世界観を拡張してくれると言えます。

またAround The Worldはメイキング映像が公開されており、この世界観を作り出したダンサーや映像クリエイター達の奮闘ぶりが収められています。

ダフトパンクのMVはどれもサイレント映画を見たような気分にしてくれるくらい見応えがあり、他にも”Da funk”(足を骨折した顔が犬の男がひどい目に遭いまくるストーリー)や、”Within”(人間になりたいロボットが粘土で人の顔を作るが太陽光に溶かされてしまうストーリー)など他にもオススメがたくさんあります。

1位 Michael Jackson:Bad

映画「タクシードライバー」などでお馴染みのマーティンスコセッシが監督を務めたMV。

おおよそ、18分にも及ぶ長編のこのビデオは都会の学校に通う学生が田舎に帰省した際、当時つるんでいた悪友たちに再会するストーリー。

過去に仲間としていた悪行(カツアゲ)には否定的になってしまった主人公(マイケル)に対して「変わっちまった!」と罵声を浴びせる過去の悪友達に対して「ならば本当のワルを見せてやる!」と言い、曲が始まる。

曲の全体のメッセージとしては「自分はワルだから悪いことしてるお前らにNoを突きつけてやる」といった感じですかね。

この歌詞の空気感はBeat Itにも通じるものがあります。

Beat itは嫌なやつ、自分の敵から”逃げる”ことがbeat it(打ち負かす)ことであるという歌詞でした。

複数の曲を通してマイケルジャクソンの「平和的な悪への対処法」が感じられてそこが魅力的です。

またビデオ内で登場してくるマイケルの仲間のワル軍団?の中には日本国旗のバンダナを着けた日本人らしき人が…

彼が誰なのか気になります。知ってる方いましたら、是非教えてください。(ネット上ではいろんな説があるようです)

最後に

今回はベタから少しマニアックなものまで、「映像が面白い」という観点で選びました。

マイケルで敢えて、Thriller(スリラー)を外したのは少しの「あざとさ」です。

私自身、短い映画を見たような気分になれるMVが好きなので、定期的に紹介していこうと思います!

第二弾は以下のリンクから↓↓

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